「痩せすぎ」も問題?
公開日:2019/12/13
前回は、男女年代別のBMI推移についてお伝えしました。
今回は、若い女性に見られる「痩せ」によるリスクについてお伝えします。
10代後半から20代前半の日本人女性のBMIは、1970年代頃から一斉に減り始めました。
これは他国では見られない特有の傾向であると言われていて、原因として高度成長期に端を発したダイエットブームの影響が多大であると考えられています。
一般的には痩せている事が良しとされていますが、最近ではその弊害として健康や出産への悪影響が指摘されています。
若い女性の「痩せ」は、摂食障害やうつ傾向、貧血や骨密度の低下を起こしやすく、出産時には低出生体重児になる可能性が高くなると言われています。
近年、20代でも「骨粗しょう症」を発症するケースもあり、年齢を重ねた後にも影響を及ぼすと考えられ問題視されています。