糖尿病合併症の深刻な問題
公開日:2020/01/14
前回、糖尿病発症から足部を切断した患者の5年後生存確率が40%~60%だと言われているとお伝えしました。
その背景として、足部切断から動く事が困難となり、運動療法が行えなくなってしまう事が原因の一つだと考えられています。これにより、さらに体を動かさなくなってしまう事で糖尿病を悪化させてしまうと言われています。
また、足の切断手術自体にも感染症のリスクが伴い、切断後30日以内に亡くなってしまう方の確立が9%に及ぶと言われています。そのため、切断手術自体を受けられない場合もあるそうです。
現在、日本国内では年間約3000人が糖尿病足病変で足切断を余儀なくされており、非常に深刻な問題であると考えれれています。