動脈硬化とコレステロール
公開日:2020/01/24
前回まで、血管内にアテロームが形成される事により動脈硬化が進行するとお伝えしましたが、今回は動脈硬化とコレステロールの関係性についてお伝えします。
高血糖により損傷した血管内皮にLDLコレステロールが侵入すると「酸化LDL」という悪玉に編成し、それを処理するためにマクロファージという細胞が捕食を始めます。
やがて満腹となったマクロファージはコレステロールや脂肪を多く含む「泡沫細胞」というものに変化し、それが蓄積することでアテロームが形成されると考えられています。
このプロセスにより血管内皮が肥厚し、動脈硬化へと進行してしまったものを「アテローム動脈硬化」と言います。